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C²-Waveは、六本木ヒルズにあるカウンセリングの専門機関です。  スマートフォン版 

TEL. 03-3796-5330

〒106-0032 東京都港区六本木ヒルズ

カウンセリングについて・FAQPolicy&FAQ

カウンセリングとは



 カウンセリングとは簡単に言えば、心の不安や悩みを、主として対話(コミュニケーション)を通じて解消あるいは解決していく専門的技法です。精神疾患を抱えている方のみを対象とするわけではなく、広く一般の人々も対象に、人生の節目に直面する様々な困難を乗り越えることを心理的に援助する専門職です。精神科等の医療機関においては、医師の診断に基づいた身体や脳機能に直接作用する薬物療法が中心であるのに対して、相談者の対人関係やパーソナリティ、社会生活環境など、さまざまな事情を含めた「こころ」を支えるための精神治療、心理的支援がカウンセリングといえるでしょう。

 ただそれは、治療者(カウンセラー)側からの一方的な指示や問いかけに基づいて、解決方法や助言を与えることではありません。また、ただ単に相談に訪れる方の悩みを聴き、言葉のやり取りを交わす悩み相談とも少し異なります。

 カウンセリングは、相談者の訴える問題や症状、その背景的な心の動きについて、精神医学や臨床心理学の知見に基づく専門的な評価や見たてを行い、相談者にとってもっとも適切な心理療法と問題解決への具体的道筋を提示し、一緒になって取り組んでいくより実践的な専門技法です。相談者一人ひとりをかけがえのない人生と歴史を背景に持ち、さまざまな個別の事情や課題を抱えた具体的な個人として接し、心理面のみを切り離してみるのではなく、他のさまざまな要因や背景との関連を考慮しながら、できるだけ包括的、多軸的、具体的に問題を理解していきます。
 カウンセリングは、相談者にカウンセラーの指示に従ってもらうという一方的な依存的関係ではなく、お互い対等な立場で信頼関係を築き、問題の解決に向けてともに考え実践していく協同作業であり、その継続的な関係の構築過程そのものに治療的意義の本質があるといえます。
 カウンセリングは、自分の悩みや苦しみをカウンセラーと一緒になってさまざま向き合う経験と努力をすることを通して、問題解決へのより深い気づきと成長がもたらされ、相談者みずからが希望をもって目標達成の道筋を見出していく過程なのです。


 ただ、過去について失敗だった こんなはずではなかった、自分はダメな人間なのだと悔やみ、だから今度は今までとは違う何かが欲しい、変わりたい、良いことがあってほしい、といった期待や願望を即座に満たすためにカウンセリングがあるのかというと、必ずしもそうとも言えません。
 こころの病や悩みからの回復・治癒とは、それらが消えてなくなることを必ずしも意味しません(もちろんそれが理想ではありますけれど)。
 むしろ、『症状が与える打撃力が弱まり、人生を邪魔をする程度が少なくなり、症状の現れる間隔が間遠になり、意識的自我の記憶の中心から隅に移動し、恐ろしいものから平凡で退屈なもの、滑稽なものへと評価が変わること(中井久夫、山口直彦)』であり、『不完全な人間が、不完全ながら私の力で生きていきますというときにカウンセリングが終わる(河合隼雄)』だといえます。
 我が国の精神病理学や臨床心理学における偉大な先達のこうした言葉が示すように、大切なことは、悩みが人生の重荷とならないよう上手に抱えていけるよう広く柔軟なこころを少しずつ作っていくことで、日常の生活の質が向上し少しでも安定したものになることだと考えています。
 自分を今まで縛ってきたそれぞれに特有な「当たり前」や「普通」から自由になり、抱いてきた周囲やものごとに対する受け止め方が少しずつ変わり、自分の存在価値の大切さに気づき、揺るぐことのない自分らしい生き方が自然と定まってくる。人格の真の成長や変化とはそうしたことにあるのではないでしょうか。



 
私たちは他の誰かのようになることはできません。むしろ私たちに必要なのは、“より自分らしく”いられること、まずはもっと素朴に自分を受け止められるようになることなのではないでしょうか。
 カウンセリングとは、自分の過去や今を誤りや後悔として裁くことでも、性格を直すことでもなく、本来の自分により近づくためのひとつの方法と言ってもいいかもしれません。
 変わりたいと願い、人生を生きるため懸命に何かを追い求め、自分を守るために幾重にも身につけてきた心の鎧に敬意を払いつつ、ときとしてその重い鎧を一枚一枚丁寧にはがし、身軽な本当の自分と出会い、身軽であるがゆえに逆に力みなぎることを感じてもらえるよう相談者を支えていく作業がカウンセリングであると考えています
こちらもご覧ください)。


 
 

よくある質問(FAQ)


カウンセリングについて

Q.カウンセリングとはどのようなものでしょうか?


A.詳しくはカウンセリングとは」「カウンセリングとは何ですか?などをご覧ください。

Q.カウンセリングにはどのくらいの期間通う必要がありますか?


カウンセリングの期間あるいは通うペースについては、ご相談の内容やお悩みの状況によりさまざまです。初回面談等を通じて相談しながら決めていきますが、8~15回を一つのめどとお考えください。

 
初回面接では、相談の内容を詳しくお伺いし相談者の精神的状況についても評価しながら、カウンセリングの目的や方針、適切な実施条件などについて考えていきます。これをインテーク面接といいます。これには必要に応じて心理査定(検査)をおこなったり、初期評価のための面接が2~3回を要するケースもあります。本格的なカウンセリングに入る前にお互いについてよく知りあうための機会とお考えください。ですから、初回面接終了時点で、以後引き続きカウンセリングを行うかどうかについて何も決めていただく必要はありません。じっくりとお考えいただいたうえで、カウンセリングを受けるかどうかをご判断下さい。
 
 
カウンセリングに通うペースは、週に1回が基本になります。しばらく継続頂いた後、カウンセリングの進捗状況やご本人の希望等に応じてその後のカウンセリングのペースを決定していきます。問題の評価や相談者の希望によって、より短期間で終結するカウンセリングを実施する場合もあります。カウンセリングをいつ、どのくらいの頻度で受けるか、またいつ終了するかについては、話し合いの上ご判断いただきます。こちらから何かを強制するということはありません。

Q.カウンセリングに馴染みがないのですが、精神病を抱える人が受けるものでしょうか?


A.精神的な病と診断あるいは疑いのある方だけにカウンセリングがあるわけではありません。むしろ精神的な病とまではいかないけれども、生き方に迷いを感じていたり、日常生活で起こりがちな問題に悩んでいる方や、メンタル不調の発症予防(未然防止)や早期発見・対処などに効果的であると考えています。私たちは身体に異常を感じれば内科や外科など医療機関を受診します。ストレス解消や健康に気を使ってジムやヨガに通ったり、ダイエットや様々なサプリメントを試したりもします。自分のキャリアアップや将来のために資格を取得したり、お稽古へ通ったりもします。最近ではリスクマネジメントの一環としての強いメンタルの育成やストレスコントロールを研修等に取り入れる企業も増えていますが、健康の増進や仕事上の能力の向上と同じように、「こころ」にも時としてメンテナンスや微調整、トレーニングが必要になるといえます。

 
私たちが抱えるストレスや問題、願望は様々ですが、そうした課題の多くは、私たちが人生を送る中でそれぞれが自然と身につけてきた実践知(経験・学習知)に頼るだけでは対処しきれなかったり理解することが難しいものです。それらを上手に乗り越えていくためのより洗練されたツールのひとつとして、カウンセリングがあると考えていただけるとわかりやすいかもしれません。

Q.自分自身のことではなくても相談はできますか?


A.大丈夫です。カウンセリングでは、問題解決にはご本人だけでなく、周囲のサポートや理解が欠かせないと考えますので、そうした方々への積極的な援助も行っていきます。実際はむしろ、ご家族や仕事場の同僚・上司といった身近な方々からの相談のほうが多いくらいです。医療機関では、医学的診断の必要性から、どうしても本人が受診するよう求められるケースも多くなるようですが、カウンセリングは本人の周囲の方へのサポートからも進められる点が特徴であるといえます。

Q.カウンセリング機関は、精神科や心療内科とどういった違いがあるのでしょうか?


A.医療機関(精神科や心療内科など)では医師が症状を診察して医学的な診断をしたうえで、お薬の処方による薬物治療を中心に行います。一方カウンセラーは、病気の診断等医療行為はすることはできず、お薬を処方したりすることもできません。医療機関が身体や脳機能に直接作用するお薬による治療が中心であるのに対して、人の心を支えるための様々なアプローチと支援がカウンセリングです。ご相談される方とじっくりとお話をし、問題解決に向けて一緒に考え、心理療法を実践していきます。

Q.すでに精神科を受診しているのですが、カウンセリングを受けることはできますか?


A.問題解決のために、医療機関で治療を受けながらカウンセリングを続ける方もいらっしゃいます。担当されるお医者さんにもいろいろなご意見があり、またカウンセリングを受けることが逆に好ましくない場合もあります。すでに通院中の方は、一度担当医にご相談してみることをおすすめいたします

Q.医療保険を利用できますか?


A.当カウンセリングルームは医療機関ではありません。医療保険でのカウンセリングは行っておりません。薬や診断書もお出しできませんのであらかじめご了承ください。

Q.プライバシーは守られますか?


A.当ルームのカウンセラーには守秘義務が課せられており、プライバシーは厳守いたします。相談の内容が外部に漏れることはなく、相談者の家族や職場からの問い合わせがあった場合でも、ご本人の許可なくカウンセリング内容についてお伝えすることは決してありません。カウンセリングルームは完全個室で、周囲に看板や案内表示もありません。カウンセリングの時間は間隔を充分にとって予約を入れますので、他の相談者やカウンセラー以外のスタッフと顔を合わせることはありませんので、どうぞご安心下さい。

申し込み、予約について

Q.申し込みや予約方法について教えてください


A.詳しくは、「お申込み/お問い合わせ」をご覧ください

Q.当日予約は可能ですか?また仕事の都合で日曜祝日しか時間が取れないのですが?


A.カウンセリングは事前予約制で、週一度のペースで同じ曜日・時間帯に受けていただくことが原則となります。新規のカウンセリングの当日予約は、やむを得ない事情の場合を除きお受けしておりません。ただし継続してカウンセリングをお受けいただいている方につきましては、予約日時の事前変更や診療日時外にも対応させていただきますのでご相談下さい。

料金について

Q.料金について教えてください。


A.詳しくは「ご利用案内」のページをご覧ください。

Q.カウンセリングを受けたいのですが、経済的に苦しく料金を負担する余裕がありません。どうしたらいいでしょうか?


A.ご病気や失業等、さまざまな事情から経済的に苦しい状況にあり、カウンセリング料を払う余裕がない方もたくさんいらっしゃいます。また学業のため収入の少ない学生さんもいらっしゃいます。地域の保健所や精神保健センター等では無料でこころの相談(面談や電話相談)を行っていますので、そちらをご利用なさるのが一般的です。行政機関等の援助や関わり方にはどうしてもやむを得ない制約もあるようですが、そうした機関へ相談するのに躊躇される方のために、カウンセリング料金の減額・免除措置、あるいは無料期間の設定など、相談者の状況に応じた対応をさせていただきます。特に未成年者や学生、当面収入の見込めない方は、お辛いとは思いますが是非一度ご相談下さい。また、毎月無料相談を実施しております。スケジュールにつきましてはこちらでご確認ください。詳しくはお問い合わせください。


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